
たくさんの感情が入り混じるオーペアとしての挑戦。最初のスカイプ面談では緊張して「英語が下手かも」と不安を伝えたけれど、ホストファミリーは優しく受け入れてくれた。渡米後は、期待と不安が入り混じる毎日。1年目にはアメリカの文化や自分自身の新たな一面を発見し、一人旅で訪れたグランドキャニオンでは「自分はなんて幸運なんだ」と感じた。帰国するつもりだったが、ホストファミリーの温かさに支えられ2年目の延長を決意。その後、現在の夫に出会い、人生の方向も大きく変わった。今ではLCC(ローカルコーディネーター)として新しいオーペアをサポートしている。かつての自分のように不安を抱える彼女に「ポジティブで優しくいれば、すべては良い方向に向かう」と伝えた。オーペアになる決断は簡単ではないけれど、未知の世界に飛び込む私たちは本当に勇敢。We are Brave! プリシラ(ブラジル)
アメリカでのオーペア生活を始める朝、空港で涙をこらえながら家族に別れを告げた私は、タンパで数日過ごし、フロリダでの研修に参加しました。世界中から集まった仲間と共にスキルを学び、いよいよバーモント州マンチェスターへ。ホストファミリーは温かく迎えてくれ、すぐに子どもたちとも心が通いました。自然豊かな土地で地元の人々と触れ合いながら、スキーやスノボも楽しみ、次第に「家族の一員」と感じられるように。季節が変わるごとに絆は深まり、別れが近づくことが信じられなくなりました。9か月の延長を経て、一緒に旅行や誕生日を祝い、最後にはホストファザーと250マイルの「ロング・トレイル」を歩き切るほど成長した自分。帰国の時、スーツケースには詰められない大切な思い出と人生の宝物を胸に、涙をこらえながらアメリカを後にしました。
ティシャ(オランダ)
毎朝、三つ子の男の子たちが「ジャクリーン、遊べる?」と天使のような声で聞いてくる…そんな幸せな1日が1年半続きました。ゴミ収集車を見るために朝6時に毛布を巻いて外へ出る木曜の朝、毎日のように出かけたビーチや公園、そして寝る前の“サークルタイム”で明日の予定を話し合う時間。彼らと過ごす中で私はより責任感を持つようになり、家族の愛の大切さも学びました。ホストママとパパは毎日忙しく働きながら、いつも子どもたちにたっぷりの愛情を注いでいて、私を本当の家族のように受け入れてくれました。一緒に新しいルールを話し合い、互いにサポートしながら子育てをしていく日々。彼らのおかげでランニングに目覚め、10K、ハーフ、そしてフルマラソンまで走れるように。初めての感謝祭も、みんなでターキーを作って過ごした大切な思い出です。誕生日にはホストファミリーから「夢を追い続けて。信じれば何でも叶うよ」と書かれたメッセージ入りの本をもらいました。今でも彼らは私の“もうひとつの家族”。再訪したときも、まるで帰ってきたように温かく迎えてくれました。Expert Au Pairとこの素晴らしい家族に、心から感謝しています。
ジャクリーン(ドイツ)
子どもの頃から海外に憧れ、「高校卒業後はアメリカに英語留学する」と言っていたけれど、それは夢でしかありませんでした。弁護士となり多忙な日々を送る中、夢は遠のき、人生に色がないと感じていた2017年、ついに目を覚まし、本気で夢を叶える決意をしました。2018年、オーペアプログラムで素晴らしいホストファミリーとマッチ。タンパでの研修を経て、ペンシルベニア州ピッツバーグへ。文化や言語の壁に戸惑いながらも、四季折々の自然や旅、アメリカ文化に触れながら日々を楽しみました。やがてボストンへ引っ越し、新たな環境で再び挑戦の連続。それでも、英語力の向上、ヨーロッパ旅行、ハーバードでの講義参加、ヒューマンライツのマイクロマスター受講など、自分の可能性を広げる経験を重ねました。この経験を通して自立や自由、寛容さの大切さを学び、将来の人生設計までも描けるようになった今、「夢は叶う」と胸を張って言えます。
ジェラルディン(コロンビア)
「普通の仕事を選ぶべきだったかも」と不安を抱えながらJFK空港に降り立った私。でも、あの時の決断は人生で最も大切なものでした。ニューヨークで出会った3人の子どもたちは今でも大切な存在。彼らの成長に寄り添い、心を通わせた日々はかけがえのない宝物です。ホストペアレンツとは深い友情が芽生え、月曜夜のテイクアウトと『バチェラー』鑑賞が毎週の楽しみに。世界中から集まったオーペア仲間とも親しくなり、今ではそのうちの一人とタンザニア旅行をするほどに。また、アートや映画制作、ライティングなど、創造的な時間を過ごしたニューヨークという街自体も、私に大きな刺激を与えてくれました。帰国後はなかなか理想の職に出会えなかったけれど、今は南アフリカで、読み書きが苦手な子どもたちに向けた小説を書く仕事に就いています。子どもの声に耳を傾け、共感し、物語として届ける。オーペアの経験がなければ、今の私はいません。
ジョージア(南アフリカ)
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